さて、2月に我が家にやってきたカニ道楽番長ですが、今はもう家にいません。
というのも、実家へ帰ったからです。
かにくりーむころちゃんは、相変わらずうちに居候してます。

急すぎて話が混乱すると思うので、時系列で整理したいと思います。

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①カニ道楽番長、うちにやってくる。(2月下旬)
カニ道楽番長は近所のフレンドマートで買ったアサリに入っていました。
アサリが口を開けていた時に、姿が見えたので食べる前に救出しました。
カニ道楽番長がうちに来た時の印象は、なんだかお腹の黒いカニだな、とおもっていました。しかもめちゃめちゃ気が荒いです。
かにくりーむころちゃんと同居させたら、デスマッチを繰り広げてしまったので、別居させました。
これが別居先。
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実はこの腹黒な部分は、卵でした。

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②カニ道楽番長、卵を育てる。(4月上旬)
カニ道楽番長は、卵を大事にしていて、しょっちゅう水をパフパフと送っていました。横から見ると卵を抱えているのがよくわかります。
数週間すると、黒っぽい卵がどんどん目立つようになってきました。
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③カニ道楽ベビー団誕生(4月中旬)
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ある時、食べたあとのアサリの貝殻を、番長の水槽に入れてあげました。

すると、1週間後。

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卵が孵って、子供(以下カニ道楽ベビー団、略してベビ団と呼ぶ)がたくさん泳いでいました。(番長の足元にいる粒がベビ団。卵が全部出ちゃって、番長の色が変わってる!)
でも、これ、放っておくとみんな死んじゃう・・・。
ベビ団の餌はクロレラとからしいんですね。
うちでは育てられないな。

そういえば、番長は「三重県産」のアサリに入っていました。
というわけで、三重県の海へ、ベビ団と一緒に帰ってもらうことにしました。スクリーンショット 2016-05-03 18.44.05
とはいえ、カクレガニはアサリや牡蠣の養殖場ではあまりいい存在ではないようなので、養殖場と関係ない場所で放流しました。

さよならカニ道楽番長。

ほとんど魚に食べられちゃうかもしれないけど、子孫のうち、誰かは生き残ってまた子孫を残すかもしれません。

しかし、本来であれば、一生アサリから出ないはずのカクレガニが、
なぜか人間に飼われて、
かにくりーむころちゃんとデスマッチを繰り広げ、
卵を産んで子供も一緒に海へ帰るという、
数奇に満ちた一生を送るなんて、あまりないことでしょうね。

手塚治虫の某漫画を思い出しますね。
人間と白いライオンが交流するやつです。(手塚ファンみなさんから「一緒にすんな!」って怒られそうだ)

映画化するときはご相談ください(笑)

夫・O氏は、スーパーでアサリを見ると、ついついカニがいないかどうか、見てしまうそうです。

空っぽの水槽。次は誰が来るのかな。